【開催報告】ウェルビーイング×マンダラチャート®で描く「幸せの地図」

先日、一般社団法人ウェルビーイング心理教育アカデミー(AWE)主催のワークショップ「ウェルビーイング・コンパス —自己理解と自己実現の人生の羅針盤—」が開催されました。

ウェルビーイング研究とマンダラチャート®を組み合わせた内容です。

私は、ウェルビーイング心理教育ナビゲーター®、そしてマンダラチャート認定講師として、プログラムづくりのお手伝いと、マンダラチャート®とマンダラ思考についての解説を担当いたしました。

ワークショップ「ウェルビーイング・コンパス」終了後の参加者集合写真

終わってから改めて感じているのは、
ウェルビーイングとマンダラチャート®は、本当に相性がいい。
ということです。

ウェルビーイングは、「幸せ」や「良い状態」と訳されることが多い言葉です。

様々な分野で研究も進んでいて、データも数多く存在します。

でも、そのデータのすべてが自分に当てはまるか、と言えば・・・。
もちろん、そうではないのです。

幸せは、多くの人に共通する部分もありますが、一方で、個人の感じ方の幅も大きいからです。

自分にとっての幸せとは何か。大切なことのはずなのに、少し抽象的で、つかみどころがない。

そこで役に立つのが、マンダラチャート®でした。

9マスの真ん中に置いたテーマは、

「ウェルビーイングに生きる」

その周りに置いたのは、ウェルビーイング研究に基づいて選ばれた、幸せな生き方に影響の大きな8つのテーマです。

それぞれの問いに向き合いながら、自分の思いや価値観を言葉にしていきます。

ワークショップでマンダラチャートについて解説する戸田くにこ

マンダラチャート®でウェルビーイングを描く良さ

今回のワークショップを終えて、改めて感じた良さを整理してみました。大きく分けると、3つあるように思います。

1. 今ある幸せに気づける

まず大きいのは、今の自分の中に、すでにウェルビーイングがたくさんあることに気づけることです。

「幸せ」や「ウェルビーイング」という言葉は、少し抽象的です。
でも、研究に裏づけられた8つのテーマに沿って問いに答えていくと、それが具体的な状態や行動として見えてきます。

安心できる人との関係。
好きなことに没頭する時間。
身体を整える小さな習慣。
誰かに感謝したくなる出来事。

特別な何かを手に入れなくても、日々の暮らしの中に、すでに幸せの種はたくさんあります。

さらに、9マスのチャートに自分の言葉が少しずつ入っていき、最後に一枚の形として見渡せることも、達成感につながります。

「今の私にも、こんなにたくさんのウェルビーイングがあるんだ」

そう感じられることは、このワークの大きな魅力だと思います。

2. もっと幸せになる方法が見えてくる

2つ目は、これから自分のウェルビーイングをどう育てていけばよいのかが見えてくることです。

このワークでは、「自分にとって幸せとは?」という大きな問いと、「そのために、今の自分に何ができる?」という具体的な問いを行き来します。この往復が、日常の中でも同じように考える助けになります。

質問に答え、分かち合いをしているうちに、自然と
「こうしてみたい」
「これを大切にしたい」
という目標が出てきます。

しかも、それは無理に立てた目標ではなく、今の自分の延長線上で考えられるもの。だからこそ、実現可能な一歩になりやすい。

さらに、その目標は「何をするか」という行動だけではなく、「どうありたいか」という在り方の両方から考えることができます。

マンダラチャート®のベースにあるのは、「マンダラ思考」という考え方です。心豊かに生きるための在り方を大切にし、その実践方法を考えるために生まれました。だから、在り方とやり方の両方を可視化するのに向いている。ウェルビーイングとの相性の良さは、ここにもあると感じています。

3. 自分らしさ・自分軸が見えてくる

3つ目は、自分らしさや自分軸が見えてくることです。

同じ質問に答えていても、出てくる言葉は一人ひとり違います。
その違いを、肯定的な雰囲気の中で分かち合う。

すると、人と自分を比べることが、優劣をつけるためではなく、自分を知るためのきっかけになります。

「私はこう感じるんだ」
「この人は、そこを大切にしているんだ」
「違っていていいんだ」

そんなふうに、お互いの思いを受け止め合うことで、つながり感や自己肯定感も生まれていきます。

ウェルビーイングの入口として

「幸せな生き方とは?」と迷っている人にとっては、8つのテーマが考える手がかりになります。すでにウェルビーイングを学んでいる人にとっては、その8つのテーマを自分の言葉で深掘りする時間になります。

理論より実践から入るのが好きな方にとっても、問いに答えながら自分の暮らしに引き寄せて考えられるので、ウェルビーイングに興味を持つきっかけになりやすいのではないかと思います。

幸せの地図として

ウェルビーイングは、どこか遠くにある特別なものではなく、日々の暮らしと地続きのところにあります。

そして、自分の中にすでにあるものに気づき、少しずつ育てていくことができます。

マンダラチャート®は、そのための「幸せの地図」のような存在になるのかもしれません。

今回ご参加くださった皆さま、そしてこのような機会をいただいたウェルビーイング心理教育アカデミー様に、心より感謝しています。

私自身にとっても、ウェルビーイングとマンダラチャート®という、私の大切な2つの軸がつながる、とても幸せな時間でした。

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